テレビや新聞で大騒ぎになっているのを見ながら「これいつものことだよなぁ」と思っている地元民です。しかし鹿児島本土民以外からすれば火山が噴火というだけでも大惨事に思われるのでしょうね。
今回の噴火ですが、一番わかりやすいのはKTSさんのツイートでしょうか。
噴煙の高さ2200mは桜島ではよくある噴火です。噴火警戒レベルが2に下がっていた中での噴火だったため、気象庁が「噴火速報」という対応をとったものと思われます。
— KTSウェザーセンター 鹿児島テレビ (@kts_weather) 2016, 2月 5
(参考情報) 桜島の住民、桜島周辺の鹿児島県民は普段から、今回の規模と同じような噴火があることを前提に生活しています ◆今回の噴火で住民に大きな被害が出る可能性はかなり低く、この時間までに被害の報告はKTSに入っていません (19:36)
— KTSウェザーセンター 鹿児島テレビ (@kts_weather) 2016, 2月 5
前提に生活……まぁそうなのですが (´・ω・`)
この後警戒レベルが3に上がりましたが、9月ぐらいに2に下がっただけで、それ以外はずーっと3でした。いつも通りです、今が。心配することは特にないかなーと思っています。桜島フェリーも垂水フェリーも通常通り運行していますし、桜島で妙な振動も検出されていないので、そこまで不安になる必要性はないのではないでしょうか。
自分は火山の専門家でもありませんが、今回の噴火についてちょっとだけ。
噴火時に時々ですが「空振」というものがあります。からぶりではなく「くうしん」です。空気が振動して、ドアや窓がびりびりと震える現象です。以前少し大きめの噴火の時にはそうしたことが時々ありました。これがあると「少しでかいなー」と警戒します。空振がない噴火は大体1日1回、多い時には十数回あったりします。
今回の噴火については空振もなく、スマホから警報の通知が出て初めて「噴火したんだ」と知りました。なので特に気構えることもありませんでした。
それと個人的にはこうして小規模でも噴火してくれて少しほっとしました。というのも数ヶ月全く噴火しない状態が続くと「大規模噴火があるのではないか……」と不安になります。たまにガス抜きをしているからほっとするというのもあるのでしょうね。これは科学的な根拠はないのでしょうが、「いつも通りだー」とほっとしました。
ともあれ、桜島は異常な状態ではなく、昨年の同時期ぐらいにと同じかそれ以下の状態ではないでしょうか。心配であれば近くに行かないことが良いと思いますが、現状多くの鹿児島県民や火山研究者の方々が「特に警戒する必要性はない」と言っている現状は知っていただきたいと思います。
桜島を初め、鹿児島には観光名所が多くあります。今回の噴火で旅行を取りやめようかと考えている人も多いかもしれません。地元民の一人として言わせて頂くと「今なら噴火している桜島が見られるチャンスですよ!」。
2013年の噴火の様子。この数日前にこの噴火がありました。
こちらは昨年2015年の様子。これで大体3000mに満たないレベルなので今回はこれより低めかなぁと。この時も特に警報が出たりとかはありませんでした。急いで洗濯物を取り込みに帰ったぐらいですねーw
心配して頂くのはありがたいと思います。ただ煽らないでください。自分たちはその周りで洗濯物の心配をしながらいつものように生活をしていますから。まだサイレントヒルにもなっていませんよ。