2016年4月からななつ星in九州のコースが一部変更となり、おれんじ鉄道を通ることになったそうです。
そこに突如として現れた「薩摩高城駅(さつまたきえき)」。難読ですよね、この駅名は。どういう駅なのか気になったので行ってきました。
薩摩川内市からやや北側にある無人駅です。のどかですねー。向こうに見えるのは東シナ海です。西側なので、時間によってはここから夕日が見えるとのことでした。
ななつ星が来るということで現在改装中でしたが、ある程度はできあがっているようです。今はトイレの改装をされていました。来月には完成しそうですね。
のぼりのホームには駅をどうやって開発してきたかの記録がありました。
「おっっ!こんなところがあったのか!!」
自虐が過ぎます……
これ以外にも夏は猛暑の中作業をした皆さんの写真や、どういう流れで改装をしていったかが分かるようになっています。そんなまじめな写真の中に上のようなキャプションネタがあるのは卑怯ですw
ホームですが、ウッドデッキになっており、ベンチも完備されています。どちらかというと電車を見るためではなく、海や夕日を見るためのベンチですね。これも職員や地域の方々が設置したとのことで。凄いですね。
ホームの端まで行きました。4月からはここにななつ星が停車するんですね。広角レンズを使うと海まで入れて撮影ができそうです。
地方の駅などに行くとよくある手書きっぽい案内図がホームにありました。公民館などが書いてあり、一体誰に向けた地図なのだろうかといつも不思議に思っています。
商店街は小学校付近なので駅からは少し距離がありますね。ところで駅の横にある「ファイブイレブン」が気になります。一体何者なのでしょうか。
海の方へはまだ舗装が完全にはできていませんでしたが道があり、先には「放ちの鐘」というものがありました。また恋人達が鳴らす感じの鐘かーと思ったら違いました。
菅原道真に関するところだったんですね。硬派だった。一瞬でも疑ってしまった自分はごめんなさいをしないといけませんね。
鹿児島はこういう伝承が意外と多く残っている場所があるのですが、知名度が低すぎることが多い気がします。もうちょっと前に出しても良いと思うんですよね。もしかしたら自分が歴史への興味がなさ過ぎるだけかもしれませんが。
そこから少し北側、写真だと右手側に行くと少し高台になっています。眺めが抜群です。
白い砂浜と緑がかった海が綺麗ですね。実際に見るとさらに色が鮮やかなので、是非とも一度生で見て頂きたいところです。
高台付近からのパノラマです。左側が駅です。真ん中ぐらいにある建物はMBC開発の養殖場です。ひらめの養殖しているそうで。MBC開発、手広すぎる。
時刻はまだ15時ぐらいだったので日が高く、夕日を撮るまでは待てませんでした。時期によるとは思いますが、島の間ぐらいに沈んでいくのでしょうね。機会があればまた撮りに来たいところです。
その養殖場付近に移動して撮ってみた薩摩高城駅です。ちょうど電車が停車していますね。1両編成なのでちまっとしていて、かわいらしいです。
なかなか良い雰囲気の橋もあり、少し粘って撮影をしました。カメラ、持ってきたら良かったなぁと後悔しました 。
おれんじ鉄道は東シナ海の海岸沿いを通っている路線なのですが、それを生かす車両を走らせています。
食事をしながら風景が楽しめるという食堂車両です。最も安いBREAKFASTは9500円とななつ星は高すぎる、という方でも手が届くのではないでしょうか。高いものでも21000円となっています。また食事はいらないけど乗ってみたい、という乗車のみのプランもあるのもありがたいですね。できたらせっかくなので何か食べてみたいところですが。