(´・ω・`)まったりいこうぜ

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劇場版ソード・アート・オンラインを見に行って字幕上映を考えた話

劇場版ソード・アート・オンライン(以下SAO)を見てきました。

sao-movie.net

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特典の冊子は本文が97ページあり、中々のボリュームです。後でゆっくりと映画を思い出しつつ読む予定です。

本編の感想

上映開始からすでに半月経とうとしていますから色々なところで内容は書かれていると思うので、ネタバレにならない程度で感想などを書こうと思います。

アニメのSAO、ALO、GGOを追っている人はその流れで話に入れます。では見ていない人はどうかと言われると少し難しいかなぁと。ある程度の基礎知識は必要ですね。特にSAO生存者(サバイバー)の話は前情報が無いと分かりません。
個人的にはある程度見たり、知っておいた方が良いかもしれないかなと。話が少し長いので「絶対に見た方がいい」とは勧めにくい所ですが。

動きについては文句無しどころか「流石、劇場版」でした。動く動く。テレビとは違い、大画面で端から端まで飛び回り、それに合わせて音が響く。劇場版だから体感できる動きを味わえました。なお作画は言うまでもなく素晴らしかったです。

個人的な感想を列挙するとこんな感じです。

  • キリトうらやましい。
  • ( ゚∀゚)o彡゜おっぱい!おっぱい!
  • 戦闘シーンかっこいい!
  • ユナちゃん可愛い!
  • なんで自分にはバイクの後ろに乗せる女の子がいないんだ……
  • 自分もARよりVRかなぁ。
  • やはり島根にはパソコンがなかった
  • 早くお前ら結婚しろよ。

字幕の話

今回は内容ではなく、字幕の話をしましょう。SAOは期間限定ですが「日本語字幕」がつきます。

sao-movie.net

難聴者用日本語字幕版を、一部の劇場にて期間限定で上映します。

とのことですが、一部劇場では字幕ありしか選択肢がありません。「日本語なのになんで字幕が」というツイートもありましたが、上記のように難聴者用です。個人的には字幕ありという選択肢ができるのは良いことだと思っています。

そんなわけで字幕のお話です。

そもそもSAOは字幕がないと結構きつい

アニメを見た方は分かると思いますが、SAOは作品のテーマ上難読のものがかなり多いです。音だけでは分からないものも多々あります。「ぶいあーる」「えーあーる」と言う響きだけではピンときませんが字幕で「VR」「AR」と書かれると「ああ、なるほど」とすっと頭に入ることも多いです。

またラノベ特有、ではありませんが、よくある「漢字にふりがなをつける」用語も多めです。そう考えると聴覚の障害にかかわらず、字幕はありのように思えます。結構ありがたかったですね。

戦闘シーンで歌が流れるのに聞こえない

台詞やSEの音が大きめで、歌が流れているのに聞こえにくいところが結構ありました。しかも歌詞が意味深という。アニプレックスの映画なので音楽関係は力を入れていたのでしょうが、ちょっともったいなかったかなと。
歌詞の字幕がついたことで戦闘シーンを見ながら流れている歌の確認ができたのは大きかったです。字幕が二重になるように思えますが、台詞がある場合は歌の歌詞は右に縦書き、それ以外は歌の表記ありで下に出ます。

サントラも出るぐらい音楽に力を入れていて、なおかつあれだけ歌詞がシーンに合っているのに聞こえないのはもったいないのです。

日常的に字幕をONにしているので気にならなかった

知らない人が多いと思いますが、現在の地デジ放送になってから、特殊な機械を使わずにテレビは字幕が表示できるようになっています。地デジ放送になった恩恵の一つですね。

ニチアサはしっかりと字幕がつき、ふりがなもつくようになっています。日常的にこういう状態で視聴していることと、そもそもニコ動でアニメを見るので字幕が出ることに慣れていたことが違和感がない最大の理由だったように思えます。

ニコ動でSAOを見ていた人にとっては字幕があろうがなかろうが、そこまで問題なしですね。だからニコ動はとっとと公式アニメに字幕を実装しろと(ry

ただしキャラクターによっては字幕がついていない

字幕の仕様上仕方ありませんが……こそこそ話をしているところ等は字幕が省略されています。結局この部分は聞き取れなかったので、また行くことがあればちゃんと聞けるようになりたいですね。

結局のところ自分は字幕がついた方が便利だった

結論から言うとこれでした。

昨年は結構映画を見た年でした。「ガルパン」「君の名は。」「シン・ゴジラ」。あと「艦これ劇場版」もこの前見ました
ネックだったのは、台詞がどうも聞き取れないという点でした……今回初めて日本語字幕がついた作品を見ましたが、いやー、楽!ちゃんと台詞が聞き取れる、画面外で誰が話しているか分かるって最高ですね。ゴジラは場所名やキャラクター名が出ていたので視聴がまだ楽でしたが、台詞が聞き取れない所も多く「あー……また聞き逃した」となっていました。そういう残念なことにならなくて嬉しかったです。

いつかSAOの世界のようになればいい

今作では「オーグマー」というAR機器が登場します。メールやゲームなどを現実世界のものに合わせて構築する、今だとHoloLensのようなものですね。

www.microsoft.com

多分そう遠くない将来でしょうが、こういう端末で字幕や手話通訳などが表示されるようになって、視覚障害者のメガネのように障害が障害と思われない世界になればいいなと思います。

映画館に行って(ARが実装されたら映画という文化がどうなるかはこの際置いておくとして)、字幕が欲しい人はこうしたARで見て、解説が欲しいならその場で解説を開いて確認をする。そういう楽しみ方が一般的になればいい……

そう思っていたのですが、今でもスマホを使った字幕や通訳、音声案内はあるそうです。世の中は思っていた以上に進んでいました。そういう方を映画館で見かけても「こいつ何スマホ出してるんだよ」と思わず同じ作品を楽しんでいる仲間でいたいなぁと。今度機会があれば、字幕表示ができるサービスを使ってみたいですね。どんなものだろう。