西郷隆盛の大河ドラマ「せごどん」が放送中ですね。
所用で加世田へ行ったので、1話の紀行で出てきたという「竹田神社」へ行ってきました。
場所は加世田市街地を通る国道270号線を少し南下したところです。分かりやすいところにありますが、駐車場が分かりにくいためストリートビューでの下見をオススメします。
境内からの写真です。道路を挟んで鳥居が2つあるのが面白いですね。恐らく神社を渡る形で国道が通されたのでしょう。
手水舎と拝殿です。そして帰ってきてから気づきましたが、拝殿奥にある本殿へ行っていませんでした……orz
突然写真が出てきて「ひぇっ」となりましたが、この方は島津忠良。日新斎とも呼ばれており、竹田神社の御祭神です。
dic.nicovideo.jp島津家は結構分岐しているため、複雑ではありますが、義弘より少し前の世代、祖父や曾祖父ぐらいの位置です(養子にしたりと結構複雑)。
郷中教育の基礎となるいろは歌を詠んだ人としてこの地域では知られています。
竹田神社の横にはそのいろは歌が刻まれた石が並んでいます。隣にはしっかりと現代語訳が
あり親切です。読むと時間はかかりますが、なるほどと思う歌があり、勉強になりました。
いにしへの道を進むと墓所に出てきます。ここは常潤院跡で、先ほどの島津忠良たちが眠っている場所です。跡、となっているのは明治の廃仏毀釈により、寺が壊されているためです。鹿児島は神社が多く寺が少ないのですが、廃仏毀釈の名残のようです。特に薩摩藩では廃仏毀釈の動きが強く、ほぼ全ての寺がなくなった過去があります。
厳かで静かな雰囲気があり、また行きたいと思う場所でした。
という感じで、せっかく「せごどん」が放送しているので、今年はゆかりのある所をできるだけ回ってみようと思います。