先日からトリシティ125のエンジンがかからなくなったので、色々と試してみた記録です。
そもそもトリシティは乗っている人が少ないこともあり、情報が少ないので、少しでも共有できたら良いなと思ってメモを残すことにしました。
ただ、素人のメモであることには留意頂ければと思います。
さて、エンジンがかからないと言っても色々と原因があるようなので、一つ一つ確認をしていくことにします。
症状としては「エンジンスターターボタンを押してもエンジンがかからない」です。
かかるときはかかる。でもかからない時はかからない。と気まぐれだったので原因が何か頭を抱えました。
バッテリーの交換
乗り始めて4年経つので、バッテリーはもちろん劣化してます。聞くと、大体2年が寿命とのことで。ドラレコやUSB電源をつけているので負担は大きいはず。
それと始動時にドラレコの電源が一旦落ちるので、バッテリーが弱っているのは明らか。
ということでバッテリーの交換をしました。
純正は「YTZ7V」ですが、1万5000円近くします。さすがに手が出ない……と調べると互換性があるバッテリーがあるそうです。
こちらだと4000円程度なのでどうにか手持ちの金で足ります。もしバッテリーが原因で無かったとしても負担が少ないのでこちらを参考に交換をしました。
バッテリーの交換は初めてでしたが、マニュアルを見ながらすれは問題なしでした。端子の脱着順だけですね、気をつけないといけないのは。
で、結論ですが……だめでした。
相変わらずかかったら、かからなかったり。
原因の確認
これでバッテリーが理由ではないと分かったので(電圧をはかれば一発でしょうが……テスターが無かった)、それ以外の原因を探します。
PCの修理などで基本は「手に近いところから」なので、今度はスイッチを疑いました。
スイッチ不良はよくあることらしいので、こちらを試しにしてみることに。
トリシティの分解説明は無かったので、まずはヤマハのパーツリストを見て、型番を確認します。
どうもスイッチだけではなく、このユニットごと交換のようです。ネジは2本、車体前方にプラスねじで留められているので、シート下にあるプラスドライバーで外します(かなり外しにくいので、長めのドライバーがあれば便利)。
白い基板が小さめのプラスねじで固定されているので、それを外したものが上の写真です。
見にくいですが、バネの中にある銀色の接点を見ると、青みがかった緑の膜ができていました。これですね、原因は。
試しに軽く紙やすりで磨いて短絡させると問題なく付くようになりました。
接点回復スプレーを噴いて、薄くグリスを塗って組み立てて完了。ここまで20分ほどでした。
それから
1週間ほど様子を見ていますが、エンジンがかからないことは無くなりました。やはりこのスイッチが原因だったようです。
バッテリーの定期的な交換は大事ですが、こうした原因でかからなくなることがあるという良い勉強になりました。
エンジンがちゃんとかかる。当たり前ではありますが、その当たり前が当たり前でなくなるとストレスがかかりますね……。