先日ガンプラを作っているという話を書いたり、写真をアップしていたところ
『作ってみたいけど、何が必要か分からないんだよね』
と話をされたので、素人モデラーですが、ちょっとだけ書いてみようかと。
ちなみにちゃんと知りたい方は模型誌を読んでみるとよろしいかと(書店のホビーコーナーにありますよ)。月刊誌の他にも作り方を解説したムック本のようなものもあるので、そちらを一読すると「へー」となると思います。
そういうのが面倒くさい人向けです。
プラモ作りの大まかな流れは以下のようになります。
・切る
・組み立てる
・色を付ける
以上です。馬鹿なと思われるでしょうか、実際そんなものです。それぞれで必要な道具を説明します。
■切る
・ニッパー(必須)
綺麗に作りたい場合ははさみではなくニッパーを使った方が良いですね。安くても良いので、プラモ用のニッパーがあると作るのも楽しくなります。
・カッター(必須)
なんでもいいですね、はい。自分はデザインナイフとカッターナイフを使っています。カッターナイフだけでも良いと思います。1本あるといろいろと使えますし、自宅に1つはあると
思いますから、それで大丈夫です。
・紙やすり(あれば便利)
切ったあとを綺麗にするために使います。個人的には耐水ペーパーを薦めたいのですが、ない場合は一般的なもので大丈夫です(※)。
紙やすりには「番目」があります。数字が大きい物ほど目が細かくなります。切り口を整えるのであれば400、600、800があればばっちりでしょう。
紙やすりですが、ホームセンターに行くとA4サイズのものが50円程度で販売されています。これを買って、カッターで小さめに切っておくと使い勝手が良くなります。また100均には数種類をまとめたセットもありますからそれでも大丈夫でしょう。
※耐水ペーパーのメリット
目詰りと言って、削りカスが詰まる現象を軽減できます。また削りカスが飛び散りにくいので鼻がムズムズしてくしゃみで削りカスが吹き飛ぶという惨劇が防げます(体験談)
■組み立てる
・接着剤(なくても大丈夫)
最近のキットは分割が目立たないようになっていますが、少し前のキットだとすねにバーン!と分割線があります。そういうのを目立たないようにくっつけるのが接着剤です。
プラモ用の接着剤は「パーツを溶かしてくっつける」ものです。ノリとは別物です。有機溶剤の臭いはこのためです。大きく分けると1つあります。
白蓋。有機溶剤に樹脂が混ざっています。接着面に塗って、少し待ってから貼り付けます。ただし樹脂が入っているの接着面の色が変化します。
緑蓋。ほぼ有機溶剤のみです。パーツの隙間に流し込みます。樹脂が入っていないので変色は少ないのですが、慣れないと大変です。
・瞬間接着剤
瞬間接着剤を使うことがありますが、どちらかと言えば凹んだところの修正に使ったり、本当に小さいパーツの固定に使うことが多いですね。あと爪楊枝の接着にも使いますw
■色をつける
・シール(ついてる)
キットに付いているシールです。基本的にはこれがあれば完成度はぐっと上がります。爪楊枝などでしっかりと貼り付けると見栄えも良いですよ。
・スミ入れ用塗料(あればいい)
パーツには凹んだ溝があります。もし実物大ガンダムがあればその溝は影になっているはずです。ガンプラはサイズが小さいのでその影がしっかりと見えません。そこでわざと色をつけて立体感を強調するのが「スミ入れ」です。
するとしないでは大違いなので塗装の第一歩としてしてみるのが良いでしょう。
個人的におすすめなのは、最近文房具コーナーで見る「色付き筆ペン」です。白のパーツは灰色の影ができますが、緑であれば少し濃い目の緑の影ができます。そうした色の使い分けができます。またプラモ以外にも使えます。
・リタッチ用塗料(なくてもOK)
パーツを切り出した時にパーツが変色してしまうことがありますが、そのときにはリタッチマーカーが便利です。
・塗料(あればいい)
色々と種類があるので略w
ガンプラであれば「ガンダムマーカー」が便利でしょう。ひと通り揃っている上に色がガンプラの色に合わせてあり、ペンタイプなので使い勝手は良いです。シールがないところに色をつけたい場合はマーカーでちょこっと塗ると作例に近づきます。慣れてきたらシールを使わずにマーカーだけで色を付けることもできます。
他にも色々とあるのですが最低限これがあれば良いよーというものを紹介してみました。突っ込みどころ満載だと思いますが「最低限これがあればある程度は作れるよ」という紹介でした。
プラモを作るのは楽しいのですが、難しく考えている方が多いように思います。もうちょっと気軽に作っても良いと思いますよ(´▽`)