(´・ω・`)まったりいこうぜ

まったりのんびり、色々と書いています。 http://www5.synapse.ne.jp/souki/

「Figure-rise Bust Liko」を作ってみた

立体物ですが、今回はプラモデルです。

まず最初に


Likoはアクティヴレイドに出てきたキャラクターですが、メインキャラクターというよりはサブでした。しかしEDに出たり、作中では結構重要なポジションだったりで人気が高いですね。まさか主要キャラより先に立体化されるとは思いませんでした……

そしてFigure-rise Bust(以下フィギュアライズバスト)はバンダイが出したプラモデルの新シリーズです。名前の通り胸像です。可動はありませんが、飾るのであれば十分だと思います。しかしまさかバンダイから女の子のプラモデルが出るとは。


アングルが少々悪いですが、塗装・シールなしの素組みです。
細かく色分けされていて、これにシールを貼れば十分すぎる出来です。




これは頭部パーツなのですが、眉毛とまつげは成型色で再現されています。頭がおかしいですよ、カテジナさん!
また目のパーツは4色で5色再現しています。その上で色分けされたパーツをクリアパーツで包むことで段差をなくしています。他のメーカーだとデカールで再現するところをどうしてバンダイは色分けでしようと思ったのでしょうか。

この色分けのおかげで、切ってはめるだけで頭部はこんな完成度です。凄いですよねこれ。シールを使っていないんですよ。

十分なのですが、ここは愛という名の手間をかけます。動画だとさくっと紹介しただけだったので、ブロマガではもう少ししっかりとした説明をします。それでも雑だと思いますがご容赦下さい。

接着面の処理





頭部は殆ど接着面がないのですが、胴体部分は結構接着面が目立つ構造です。特に目立つのは両肩です。今回は流し込み接着剤を使いました。

プラモデルの接着剤には大きく分けて2種類あります。粘度の高い接着剤と粘度が低い接着剤です。流し込み接着剤は後者で有機溶剤100%です。今回使ったものは流し込み接着剤です。理由は樹脂が含まれていないため接着面が変色しないからです。塗装をしない上で変色しないことは重要なのです。

接着方法ですが、パーツをはめて、接着面にそーっと流し込み、押しつけます(中の写真)。
1日ほど放置して乾燥したことを確認し、カッターや紙やすりを使い削ります(下の写真)。
これだけで随分と変わると思います。

写真以外の場所だと接着箇所は、脇腹、左手、頭のお団子でしょうか。結構少ないですね。


しかしどうしても埋まらない凹が出ることがあります。その時はランナータグを適当に切って流し込み接着剤を使って貼り付けます。ここ以外にも、形成不良の部分を同様の方法で補修しました。
パテを使ったら楽なのでしょうが、今回は部分塗装で済ませるため、同色のランナータグを使いました。

顔の整形

あまり変わっていないように見えるのですが、色々と削っています。パテを使わない以上削るしかできないんですよね。縛りプレイのようなものです。




似たアングルで撮ってみました。上が加工前、下が加工後です。色味が違うので比べにくいですね。

手を入れた場所ですが大きい部分は「あごの尖り方がきつかったので丸める」「頬にひけがあったのでひたすら削る」「髪の筋彫りを明確にする」の3点です。
特に頬からあごにかけてはかなり違和感があったので、前から横にかけて角張っている部分を丸めました。それと口が長すぎる気がしたので、唇の端を若干削っています。

ひけですが、これが結構なくせ者です。プラモデルの宿命ではあるのですが、顔にひれがあると光が当たった時に違和感があります。めんどくさい場合はつや消しで仕上げると良いと思いますが、今回は半光沢で仕上げるためにこだわりました。

部分塗装


塗装は「アクリルガッシュ」という水性塗料を使っています。作業部屋があれば有機溶剤を使うのですが、処理のめんどくささもあり、最近はもっぱらこれで塗装しています。爪楊枝の塗装もできて良いですよ。
ただし、プラスチックには乗りにくいので注意です。自分はメラミンスポンジを使い表面を多少荒らしてから塗装しています。あとは重ねればどうにかなります。

パレットは最近使わず、百均で売っているお弁当用のシリコンカップを使っています。少量であればこれで十分ですし、しかも綺麗に洗えます。実用性重視です。
筆はハンズマンで買った6本1500円のものです。自分はプラモを作ったり、爪楊枝を塗装したりとよく使うので少しだけ高めのものを買っていますが、そこまでではない場合は百均のものでも十分です。


筆が安物だとはみ出すのではないかと言われそうですが……良い筆を使っていてもはみ出すます。しかし部分塗装なので、はみ出したら削れば良いだけです。アクリルガッシュの場合は爪楊枝でこするとはがれやすいですね。皮膜がそこまで強くないので、完成後に触ったりする場合は、トップコートが必要です。

トップコートとは表面に透明なコーティングです。上の写真は半光沢のトップコートを吹いた状態です。首筋が少し光っているのが分かると思います。上記のように塗装面の保護も目的の一つですが、塗装している部分としていない部分で艶を統一するという目的もあります。

ヘッドセットは少し色を付けました。殆ど見えないんですけどね……こういうちょっとしたところにこだわりたくなるのがモデラーの性です。

お化粧


肌の色がやや青系に寄っているので不健康な印象があるので、お化粧をします。

まずは唇。赤と白を同量混ぜてやや赤みが強い色でスミ入れをし、しっかり目に拭き取ります。そこに白を追加したものを重ねて軽く拭き取ります。こうすると奥は赤が強く肌に近い方はうっすらというグラデーションができます。

頬はほんのり赤が分かる程度の塗料を綿棒でとんとんと叩きつけます。内側から外側へ叩いていくと自然なグラデーションができます。左右でバランスよくなるように気をつけます。イラストやホビージャパンの簡単フィニッシュだとこの上に爪楊枝などで白を点で乗せるのですが、個人的な趣味でなしにしました。髪にはハイライトを入れているのですが、頬は何となく入れませんでした。

胴体部分は洋服と肌の境目があります。上の写真だとひもや胸の部分ですね。その段差のスミイレはピンクで行いました。これで少しだけ肌の色が赤っぽく見えます。健康的なことは良いことです。


あとネイルもしました。ガイドになる部分がなかったので、やや適当です。手を前に出しているため殆ど見えない部分ではありますが、後ろから見ると当然見える部分なのでしっかりと色を塗りました。

クリアパーツをはめるタイミングですが、トップコートをした後です。トップコートで光沢がなくなってしまうので……かつて何度かやって凹みましたので皆さんはご注意ください。

完成




全体がこんな感じです。
別に凄いことをしていませんが……元々が良いので、そこまで手を入れないで良いんですよね。





粗が目立つのであまり見せたくない接写です (´・ω・`)
おっぱいに目が行きがちですが、脇がエロいと思います。頑張って接着をしてやすりがけをした成果がここに出たと思います。


最後にボツカットを供養でアップします。右目が隠れてしまったんですよ。

友人から「プラモデルって難しそう」と言われたので、それだったらと思ってほぼ身内向けに撮っていた写真をまとめて動画にしました。
アクティブレイドの最終話に間に合えばよかったのですが……それが悔やまれます。

最後にですが、アクティヴレイド制作陣の皆さんお疲れ様でした。ここまで毎週楽しみにしていたアニメは久しぶりでした。シリアルだと思ったらギャグで、忘れていたことがまさかの伏線で。と毎週ドキドキしながら見ていました。願わくば、第三期が放送されることを楽しみにしています。あとグレートとあさみちゃんのフィギュアライズバストまだですかー!