(´・ω・`)まったりいこうぜ

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爪楊枝を削ってマルガ(呪菓のグレーテル)を作ってみた

久しぶりに爪楊枝の動画です。以前作ったのは、血小板ちゃんでしたね。
今回はニコニコ漫画で連載されている「呪菓のグレーテル」の主人公「マルガ」を作りました。

連載当初から読んでおり、ツイートをしていたら作者さんに見つかり「10年前のミクの動画を見てました」と衝撃のカミングアウトをされました。というか、10年以上前なんですか、ミクを作ったのって……。そっちも衝撃ですが。
なので、「それだったら作ればびっくりさせられるかなぁ」と思って作り始めました。あとは二次創作OK!という後押しもあったので、作るかと。許可を出して頂いてありがとうございます。

そして、作者に投げるということは、つまりは作者チェックが絶対に入るわけでして……自分で自分の首を絞めたことに気づくのは、作り始めた後でした(ヽ´ω`)

まずは完成品の写真を。

タイトル用の画像。いつものです。1が傾いたのが不本意ですが、何度やっても倒れたので妥協しました……。不器用さがここでも発揮されました(ヽ´ω`)

爪楊枝との比較をしておくと分かりやすいかも、と思い1枚。
使っている爪楊枝はさるやのものなので、こうしたデザインが無いわけですが……。こうして見ると「爪楊枝の先端ってこのサイズで綺麗に削っているなぁ」と思います。

あとはマルガだけの写真を何枚か。

若干前のめりになってしまいましたが、可愛くできたかなと(後ろの髪を残しすぎて、肩が前になってしまったのが原因でした。

完成した後、作者さんにちゃんと報告はしました(`・ω・´)
その結果がこちらー。

読者冥利に尽きるというものです。

動画でも製作の説明をしていますが、尺の都合等があり色々と省略しました。
その分、こちらで少し詳しく説明をしていきます(需要があるか分かりませんが)。


頭、胴体、脚はいつも通り1本から。
基本的な形状はシンプルなので作りやすかったです。帽子など出っ張りがあると別のパーツにしないといけないため、バランスを取ったり接着をしたりと大変です(血小板ちゃんはきつかった)。


スマホに付ける100均のマクロレンズは手軽ですが、歪みが大きくなりますね。


今回最難関だった、頭に付けているリボン。
最初は4枚を貼り付けて作ったのですが、瞬間接着剤の表面張力で上手くくっつかず。
次に1枚を四方向からV字に切り込みを入れてみたのですが、あっさり砕ける。
最終的には写真のように台形を2枚くっつけて、瞬間接着剤で接着した上で、浸透させて硬化。それにV字の切り込みを入れていく方法をとりました。


いくつか試作をして、最終的にこれにしました。爪楊枝の先端に瞬間接着剤で接着し、紙やすりで厚みをできるだけ無くしました(それでも縮尺的には厚すぎるのですが)。


カチューシャは思ったより楽にできて良かったです。
色分けはマスキングではなく、スジ彫りをガイドにして行いました。こちらの方が楽なんですよね。表面処理がプラなどと比べて難しいので、マスキングの効果があまり出ないことが多いです。むしろ毛細管現象を利用してた方が楽なケースが多い気がします。


洋服のサイドについているリボンは当初付ける予定はありませんでしたが、塗装をした後にアクセントが欲しいと思い追加で作りました。ついでに頭のリボンと首にも同じようにとりつけました。キャラクターの再現度を上げる意味でも付けて良かったです。


そして塗装の様子です。まだ序盤なので綺麗な方ですが……。これが終盤になると、パレット代わりに使っているシリコンカップの数が増えていきます。爪楊枝だと塗料は少量で良いデスし、水性なのでシリコンカップで十分です。


ベースカラーを塗っただけのものです。完成したものと比較すると色がのっぺりとしているのが分かるでしょうか。
今まではこれで完成だったのですが、今回は一工夫。ハイライトを乗せてみました。やり方は白を混ぜたベースカラーを少しずつ塗るだけ、なので大したことはありませんが。シタデルカラーなどでよくありますね(あちらはシャドーもありますが、自分はそんなにディテールがないので不要かなと)。
あと顎から首にかけては目立ってしまうので、こちらは暗めにして少しだけ顔を小さく見えるようにしてみました。効果があるでしょうか。

最近拡大鏡をかけて作業をしていますが、初めて3倍を使いました(いつもは1.5倍程度)。
このサイズでストライプを描くのは正直きつかったです。表面処理をちゃんとしておいて良かった……。

ということで、呪菓のグレーテルよりマルガでした。
今度はハンスを作らないとですねー。グレーテル兄妹ですから。