MS投稿祭は今年からゲーム部門ができたので、初めて参加しました。またDiRT Rally2.0は自分を含めて3名参加でさすがの知名度ですね。
いつも作っている車載動画と違う点がいくつかあり、振り返ってまとめておくことが今後のためになるのではないかと思ったのでブログにまとめることにしました。言語化というか、外部に出力するのは大事ですね。
プレイ・編集環境
PCはドスパラで買ったPCです。それにSSD、HDD、メモリを増設しています(SSDは512GBと1TB。メモリは32GBまで増やしました)。特にゲームをプレイするのであれば、インストールディスクはSSDにした方が良いですね。かなり快適になりました。
コントローラーはホリのホリパッド for Nintendo Switchです。Switchと兼用しています。
ゲームはSteamをインストールして、DiRT Rally 2.0をプレイしています。SteamだとSwitchのコントローラーを使う設定があるので助かります。
録画は、WIndowsについているキャプチャ機能を使いました。
PCゲームはキャプチャボードが不要で録画ができてありがたいです。画質も必要十分で、ビットレートも動画に使うのであればこちらも十分です。WIndowsの純正ソフトでこれだけのことができるので、ゲーム実況のハードルがかなり下がりました。
動画の編集は、車載動画と同じくVegas Pro 19を使っています。編集で時々フリーズしたりしますが、全体的に動作が軽く、レンダリングも意外と早いので気に入っています。
動画のコンセプト、目的
ただプレイする動画を流すだけでは面白くないので、ちゃんと目的を持とうというのは最初から決めていました。車載動画でもそうですが、主軸をしっかりと決めておくことで編集の負担が思った以上に軽くなります。
今回は「下手でも楽しめていることを伝える」「新規ユーザを増やしたい」を主軸にしました。
では下手でも楽しめていることを伝えるには具体的にどうしたらよいかという所を詰めます。自分はアナログで書くのが好きなので、メモ帳にばーっとこんな感じで書いて熊停めました。字が汚いのはご愛敬で。
- 新規ユーザを増やす
- コントローラーでもできる。
→ハンコンにも触れる。 - ラリーとはどういうものか説明をする。
→ペースノート、コドライバーの説明は入れる。
- コントローラーでもできる。
- 下手でも楽しめる
- 気軽に楽しめるタイムアタックをプレイ。
→ラリーかラリークロスのどちらかにする。 - 失敗したシーンを入れる。
→失敗しても笑えるようにする。
- 気軽に楽しめるタイムアタックをプレイ。
- 動画の構成
- 六花ちゃんの実況スタイル。
→今までは乗っているという感じだったが、今回はゲーム実況スタイル。 - マキさんはコドライバー扱い。
- 画面はよくあるゲーム実況スタイルにしてみる。
- 六花ちゃんの実況スタイル。
動画の編集前に、ある程度ここまではまとめておきました。
なおゲームのプレイは3つぐらい収録し、その中で上の内容が満たせる(取り上げたいミスがあるものとか)動画を使うことにしました。
動画の構成
今まで六花ちゃんとマキさんで作ったDiRT Rally シリーズは「実際に乗って運転している」という体で作りました。今回はゲーム実況部門での参加ということで、六花ちゃんが実況をするスタイルに変更しました。
画面構成について
これに合わせて、画面構成を車載動画から若干変更することにしました。上のメモの右下にあたります。
ゲーム実況なので、画面を見ている感じにしたかったので、ゲーム画面を窓のようにしました。よく実況動画で見るスタイルです。一度こういうのをやってみたかったんですよね。
それと立ち絵を作り直しました。厳密には車載動画で使っているつづみちゃんの立ち絵をベースにして描きました。頭の上に乗っているマキさんも同じく描きました。かわいくできたと思っています。
当初はマキさんを使う予定はありませんでした。
しかしコドライバーの指示を説明する際に、どうしても英語を喋らせる必要があります。最初は六花ちゃんに読み上げをと思っていたのですが、何度か試したもののうまくできず。そこで英語版のマキさんを使うことにしました。
元々マキさんにしゃべらせる予定はなかったので(車載動画での鳥と同じ予定だった)、編集の途中で急遽変更を入れた部分です。持ってて良かった、英語版。
あと元々の動画はアスペクト比が横長だったので、16:9にトリミングをしました。
そしてメーターの位置がゲームでは右下ですが、動画では左下に移動しました。上記のようにトリミングをしたことでメーターがトリミングの範囲外になったこと。またトリミングをしないでもキャラとかぶってしまうのでメーターが見えないことが理由です。
当初は面倒だったので、メーターはなくても良いかなと思っていました。ただモータースポーツであればスピードが分かる方が良いだろうと思い、メーターを出すことにしました。
Vegasでの編集方法ですが、ゲーム画面のレイヤーをコピーし、メーターが表示されているシーンだけトリミングします(ゲームのメイン画面の上に、メーター用の動画レイヤーが来るイメージ)。
そしてメーターの部分に円形のマスクをかけます。これでメーターだけが表示されるようになります。マスクをかけた部分をピクチャインピクチャで移動させて完成です。違和感ができるだけなくなるように、輪郭に弱いぼかしをかけています。
シンプルないつもの車載動画と比べて、画面の構成には時間を使いました。これで得たスキルも多いので、少し成長したと思いたいです。
セリフについて
いつものことですが、セリフの作成に時間がかかりました。特に実況プレイなので「できるだけしゃべる」必要性があることが大変でした。
自分のスタイルは「セリフを作る→音声を作る→動画に入れる」なので、話をしていない間ができる可能性がとても高いです。少し話がずれますが、車載動画で時々キャラの左側に小さい字幕が出ているのは、その間を埋めるためです。
今回は「セリフを複数回に分けて作る」方法にしました。
まず1回目は「これは絶対に入れたい」とセリフを中心に作りました。
具体的には最初の説明部分(タイムトライアル、車両の説明)、ペースノートの読み上げ、衝突したシーンのセリフをまず作りました。その後、動画を見ながら間にセリフを挿入して第一段階が終了です。
これから字幕、音声を出力して動画に挿入します。
CeVIOは字幕をSRTファイルで出力でき、VegasはSRTファイルを入力できるのでそれぞれの機能を活用しています。これができたことで、字幕テキストの長さを調整しないでよくなって手間がとても減りました。ありがたい。
1回目のセリフが大体4分30秒ほどで、動画の長さが9分なので半分程度を入れたことになります。セリフを動画のタイムラインに並べて、空いているシーンを確認し、2度目のセリフ作成をします。
面倒に感じますが、最低限必要なシーンのセリフは絶対に入れられるのでこの方法をとりました。セリフを動画に同時に入れられたらこんな手間はかからないのでしょうけどねー。できることでやりくりをしていくしかないかなと思っています。
黄色の部分が六花ちゃんのセリフ部分です。割と良い感じにセリフがぎっしりと入りました。
と言いたいですが、作りすぎた部分をカットしたりと微調整はしました。
終わりに
車載動画のノウハウやテンプレートを流用しながら、ゲーム実況を作ってみるというチャレンジでした。今回は正直、編集にとても時間がかかりました。一番時間がかかったのは、セリフ作りでした。ここまでぎっしりと話を入れることは少ないので……。
MS投稿祭も無事に閉幕したようで、投稿された動画をのんびりと見ていきたいと思います。まずはゲームプレイ動画部門からですねー。主催のyossyさん、お疲れさまでした。